ロコモティブシンドロームの判定にロコモ度3が新設されました
2020年 12月 03日
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)」といいます。
運動器の障害は高齢者が要介護になる原因の1位で、40代以上の日本人4,590万人が該当するとされており、その予防が重視されています。
当院でもホームページでのロコモの紹介、ロコモ予防のトレーニング(ロコトレ)動画の作成、院内でのロコモ予防のグループ活動(ロコモクラブ)、地域でのロコモ予防教室など、積極的にロコモ予防に取り組んでおります。
ロコモが重症化すると要介護状態となりますが、近年の研究結果により、その過程で運動器が原因の「身体的フレイル」の状態を経ることが分ってきました。
要介護状態を水際で防ぐには、「身体的フレイル」に相当するロコモのレベルを知り、対策を取ることが重要になります。
これを受けて、日本整形外科学会により、ロコモとフレイルの関係性を研究した成果をもとに新しい臨床判断値として「身体的フレイル」に相当する「ロコモ度3」が制定されました。
これにより、ロコモの医療政策に関する根拠や高齢者検診から医療への橋渡しなどが期待されます。
当院のホームページにて、ロコモ度3の判定基準や対策を紹介しておりますので、足腰の健康や介護予防にご興味のある方は、ぜひご覧ください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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by tateyama-seikei
| 2020-12-03 09:09
| ロコモ