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第177回TOC体表解剖勉強会|腰方形筋の触察

はじめに
理学療法士の高橋です。
「腰方形筋の触察」をテーマに第177回TOC体表解剖勉強会を開催いたしました。

マッピング
腰方形筋(赤)、腸肋筋(青)、上後腸骨棘・腸骨稜・第12肋骨(黒)をマッピングしました。
第177回TOC体表解剖勉強会|腰方形筋の触察_b0329026_21090263.jpg
触察方法
腰方形筋の触察方法は、FUNDA-REHA BLOGに投稿しました。
詳しい触察方法を知りたい方は、下のリンクよりご覧ください。


触察実習
宮本PTが、腰方形筋の前外側上縁を触察しています。
腰方形筋を触察する際に重要となる指の圧迫方法を確認しながら、腸肋筋と触り間違えないように、丁寧に触察しています。
腰方形筋と隣接する外腹斜筋との境界をしっかりと触知することができました。
第177回TOC体表解剖勉強会|腰方形筋の触察_b0329026_21090248.jpg


治療実習
腰方形筋と隣接する腸肋筋および外腹斜筋との組織間リリースの練習を行いました。
中島PTが、吉野PTの腰方形筋と腸肋筋の組織間リリースを実施しています。
筋の位置関係をしっかりと確認し、組織の抵抗感を指先で感じながら、確実にリリースしています。

第177回TOC体表解剖勉強会|腰方形筋の触察_b0329026_21133780.jpg
組織間のリリースを行うことで、体幹の左側屈の可動域が拡大しました。
体幹の左側屈時にみられた、左回旋も少なくなり、純粋な側屈をおこなえるようになりました。
治療前に感じていた右腰部の伸張痛も改善しました。
また、写真には残せなかったのですが、腰方形筋の徒手筋力検査の際にみられた、外腹斜筋による代償動作もほとんど消失しました。
第177回TOC体表解剖勉強会|腰方形筋の触察_b0329026_23455688.jpg

おわりに
腰方形筋は、腸肋筋と触り間違えることが多い筋ですが、視標と指の動かし方を確認しながら触察することで、参加したスタッフは全員、確実に腰方形筋を触れることができるようになりました。治療実習を通して、現在担当している症例にどのように応用できるかといった、ディスカッションもでき、非常に有意義な勉強会となりました。

令和2年2月29日(土)に開催される「第5回明日から臨床に活かせる触察セミナー」にて、腰方形筋の触察も取り上げています。臨床応用のパートでは、本日実施した腰方形筋と腸肋筋・外腹斜筋の組織間リリースを体験していただこうと考えております。しっかりと腰方形筋を触れるようになりたい方は、是非ご参加ください。

セミナーは下のリンクよりお申込みいただけます。(締め切り|令和2年2月22日






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by tateyama-seikei | 2020-01-31 00:22 | 勉強会

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