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第171回TOC体表解剖勉強会|大腿四頭筋(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)の触察技術の向上

はじめに
筋肉を正確に触り分ける能力、これは運動器リハビリテーションに携わるセラピストが必ず身につけておきたい基礎技術です。当院では、所属する理学・作業療法士の触察能力の向上を通し、質の高いリハビリテーションを提供することを目的に、TOC体表解剖勉強会を開催しております。本勉強会では、「筋の触察方法」「筋の触察感」を学び、対象とする筋をしっかりと触り分ける触察能力を高めています。
令和元年10月25日に、「大腿四頭筋(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)の触察技術の向上」をテーマに第171回TOC体表解剖勉強会を開催しました。今回の投稿では、①勉強会で描いた筋のマッピング、②筋の触察方法、③触察実習の内容について、紹介いたします。


マッピング
大腿直筋内側広筋外側広筋内側広筋・中間広筋・外側広筋の前近位縁膝蓋骨膝蓋靱帯脛骨粗面大腿骨の大転子をホワイトボードマーカーを用い、モデルの体表にマッピングしました。


大腿部を前方からみた写真
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大腿部を内側方からみた写真
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大腿部を外側方からみた写真
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大腿部を後外側方からみた写真
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大腿四頭筋(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)の触察方法
大腿直筋
  • 大腿直筋の起始部付近の筋腹は、上前腸骨棘の前下端から4横指遠位方の部位に指を置き、体表面に対し垂直な方向に圧迫しながら指を内外側方向に移動させると触知できます。
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  • 大腿直筋の停止腱は、膝蓋骨底の2横指近位方の部位に指を置き、体表面に対し垂直な方向に圧迫しながら指を内外側方向に移動させると触知できます。
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  • 大腿直筋の外側縁は、大腿部の長軸長の中央部までは、停止腱の外側縁と上前腸骨棘を結ぶ線を指標にして近位方にたどります。大腿部の長軸長の中央部よりも近位方の領域では、大腿部の長軸長の中央部に位置する外側縁と起始付近の筋腹の外側縁を結ぶ外側凸の孤状の描く線を指標にたどります。
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  • 大腿直筋の内側縁は、大腿部の近位1/3の部位までは、恥骨結節を指標にして内側近位方へたどり、大腿部の近位1/3より近位方の領域では、外側近位方へ向きを変え起始部付近の筋腹の内側縁までたどります。
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内側広筋
  • 内側広筋の遠位縁は、膝蓋骨の中央部の高さで、膝蓋骨の内側縁のすぐ後方に指を置き、近位方⇔遠位方にさすると触知できます。
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  • 内側広筋の外側縁は、膝蓋骨底の中央部から6横指近位方の部位に指を置き内外側方向にさすると触知できます。ここで触れた筋腹を内側広筋の遠位縁、大腿直筋の内側縁の最も内側に凸の部位までたどります。
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  • 内側広筋の後縁は、大腿骨の内側上顆の内側端から3横指近位方の部位に指を置き、体表面に対し垂直な方向へ圧迫しながら指を前方へ移動させると触知できます。ここで触れた筋腹を、大腿直筋の内側縁の最も内側に凸の部位までたどります。
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外側広筋(中間広筋・内側広筋)
  • 外側広筋の遠位縁は、大腿部の前外側面で、膝蓋骨底から2~3横指近位方の高さに指を置き、近位方⇔遠位方にさすると触知できます。
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  • 外側広筋の前内側縁は、大腿直筋の外側縁に指を置き、体表面に対し垂直な方向へ圧迫しながら指を内外側方向に動かすと触知できます。
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  • 外側・内側・中間広筋の前近位縁は、内側広筋の後縁の近位端(大腿直筋の内側縁の最も内側に凸の部位)と大転子の前近位端を結ぶ線が想定線になります。想定線上に指を置き、体表面に垂直な方向に圧迫しながら、指を外側遠位方へ移動させると外側・内側・中間広筋の前近位縁を触知できます。

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  • 外側・中間広筋の後内側縁は、大腿の後面の近位1/3の部位に指を置き、体表面に対し垂直な方向へ圧迫しながら、指を外側方へ移動させると触知できます。ここで確認した筋腹を膝蓋骨の中央部の高さの腸脛靭帯の前縁を指標にたどります。
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  • 外側・中間広筋の後近位縁は、大腿の後面の近位1/3の部位で確認した後内側縁の筋腹を大転位の後近位端を指標にたどります。
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触察実習
中島PTが外側・中間広筋の後内側縁を触察しています。
外側広筋と大腿二頭筋を交互に収縮させながら、確実に外側広筋を触知できました。
大腿の後面に膝関節の伸筋があることを知り非常に驚いていました。

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今回は実習生も勉強会に参加しました。
宮本PTが、実習生の手を取り一緒に指を動かしながら、内側広筋の触察方法を指導しています。
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おわりに
「正しい触察方法」を理解し、「筋の触察感」を体感することに重点を置き勉強会を進めることで、大腿四頭筋の触察能力を高めることができました。今回身につけた触察技術を日々の臨床に活かし、当院に来院される患者様の生活機能障害の改善に役立てていきたいと思います。本日もご覧いただきありがとうございました。


捕捉
体表解剖や触察ご興味のある方は、下の情報もご覧ください。

過去のTOC体表解剖勉強会の投稿はこちら↓

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by tateyama-seikei | 2019-11-01 22:54 | 勉強会

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